一部のコンテンツフラグメント機能には、 AEM 6.4 Service Pack 2(6.4.2.0) 以降.
コンテンツフラグメントは アセット として保存されるので、主に アセット コンソールから管理します。
コンテンツフラグメントは、ページのオーサリングで使用します。コンテンツフラグメントを使用したページのオーサリングを参照してください。
構造化コンテンツを含むコンテンツフラグメントを作成する前に、コンテンツフラグメントモデルを有効にして作成できます。
単純なコンテンツフラグメントに使用されるテンプレートについて詳しくは、コンテンツフラグメントの開発を参照してください。
コンテンツフラグメントの作成方法は基本的に単純なフラグメントと構造化フラグメントで同じです。
フラグメントを作成する Assets フォルダーに移動します。
「作成」を選択し、「コンテンツフラグメント」を選択して、ウィザードを開きます。
ウィザードの最初の手順では、新しいフラグメントの基盤を指定することを求められます。
以下を指定します。
使用可能なテンプレートとモデルがすべて表示されます。
選択した後、「次へ」を使用して続けます。
「プロパティ」の手順で次を指定します。
基本
タイトル
フラグメントタイトル。
必須です。
説明
タグ
詳細
名前
URL の作成に使用される名前です。
必須。タイトルから自動的に派生しますが、変更が可能です。
「作成」を選択して操作を完了してから、編集するためにフラグメントを開くか、「完了」でコンソールに戻ります。
Assets コンソールでは、次のいずれかからコンテンツフラグメントに対して様々なアクションを使用できます。
フラグメントを選択して、次の適用可能なアクションを含むツールバーを表示します。
ダウンロード
作成
チェックアウト
プロパティ
編集
タグを管理
コレクションに追加
コピー/貼り付け
移動
クイック公開
公開を管理
削除
これらの多くは、Assets や デスクトップアプリケーションに対する標準的なアクションです。
編集するためにフラグメントを開くには:
コンテンツフラグメントを編集するには、適切な権限が必要になります。問題が発生している場合は、システム管理者にお問い合わせください。
Assets コンソールを使用して、コンテンツフラグメントの場所に移動します。
フラグメントを開いて編集するには、以下のいずれかを実行します。
フラグメントエディターが開きます。
フラグメントがコンテンツページで既に参照されている場合は、メッセージが表示されます。
サイドパネルを切り替えアイコンを使用してサイドパネルを非表示/表示できます。
サイドパネルのアイコンを使用して、3 つのモデル間を移動します。
変更を加えた後、必要に応じて「保存して閉じる」または「キャンセル」をクリックします。
「保存して閉じる」または「キャンセル」のどちらをクリックした場合も、エディターが終了します。これらの両方のオプションがコンテンツフラグメントにどのように動作するかについて詳しくは、保存、キャンセルおよびバージョンを参照してください。
バージョンを作成/比較したり元に戻したりする操作は、タイムラインからもおこなえます。
エディターには次の 2 つのオプションがあります。
保存
最後の変更を保存し、エディターを終了します。
コンテンツフラグメントを編集するには、適切な権限が必要になります。問題が発生している場合は、システム管理者にお問い合わせください。
エディターを開いたまま、一連の変更を加えてから「保存」を選択することもできます。
「保存」では、変更を保存するだけでなく、参照を更新し、必要に応じて Dispatcher がフラッシュされます。これらの変更が処理されるまでに時間がかかることがあります。このため、大きなシステムや複雑なシステム、高負荷のシステムのパフォーマンスに影響することがあります。
「保存」を使用する際はこの点に留意し、フラグメントエディターを迅速に開いて、変更をおこない、保存してください。
キャンセル
最後の変更を保存せずにエディターを終了します。
コンテンツフラグメントを編集する際には、AEM によって自動的にバージョンが作成されます。これにより、変更内容をキャンセルしても以前のコンテンツを復元できるようになります。
コンテンツフラグメントを開いて編集しようとすると、AEM は編集セッションが存在しているかどうかを示す cookie ベースのトークンの存在を確認します。
アクティブな編集セッションがあるとき、編集中のコンテンツは自動的に 600 秒ごとに保存されます(デフォルト)。
自動保存間隔は /conf
メカニズムを使用して設定できます。
デフォルト値については、以下を参照してください。
/libs/settings/dam/cfm/jcr:content/autoSaveInterval
ユーザーが「キャンセル」を選択して編集をキャンセルすると、編集セッションの開始時に作成されたバージョンが復元され、トークンが削除されて編集セッションが終了します。
ユーザーが編集内容の「保存」を選択すると、更新された要素とバリエーションが保存され、トークンが削除されて編集セッションが終了します。
フラグメントを開いたら、「バリエーション」タブを使用してコンテンツをオーサリングできます。
プライマリコンテンツを作成したら、そのコンテンツのバリエーションを作成して管理できます。
フラグメントにコンテンツを関連付けることもできます。これにより関連性を付加して、フラグメントをコンテンツページに追加するときに、アセット(画像など)を(オプションで)フラグメントと一緒に使用できるようになります。
「メタデータ」タブを使用し、フラグメントのプロパティを表示して編集できます。
タイムラインでは標準のオプションに加え、コンテンツフラグメントに固有の情報とアクションの両方が提供されます。
バージョン、コメントおよび注釈に関する情報の表示
バージョンに関するアクション
注釈に関するアクション
コメントは次のとおりです。
注釈(コンテンツフラグメント用)は次のとおりです。
次に例を示します。
特定のバージョンを選択したら、「タイムライン」から「現在のバージョンと比較」アクションを利用できるようになります。
これにより、次の情報が表示されます。
現在(最新)のバージョン(左)
選択されたバージョン v<x.y>(右)
これらは左右に並んで表示されます。この画面について以下で説明します。
すべての相違点がハイライト表示されます
全画面表示アイコンを使用すれば、どちらかのバージョンで開いた後で、並列表示に切り替えることができます
特定のバージョンに戻すことができます
「完了」を選択すると、コンソールに戻ります
フラグメントの比較中にフラグメントコンテンツを編集することはできません。
次の方法で特定のバージョンのフラグメントに戻すことができます。
直接タイムラインから。
必要なバージョンを選択した後、「このバージョンに戻す」アクションを選択します。
あるバージョンと現在のバージョンを比較し、選択したバージョンに戻すことができます。
フラグメントがモデルに基づいている場合、そのモデルが公開されていることを確認してください。
まだ公開されていないモデルのコンテンツフラグメントを公開すると、選択リストにそのことが示され、モデルがフラグメントと共に公開されます。
コンテンツフラグメントを使用するには、パブリッシュ環境で公開する必要があります。次の方法で公開できます。
フラグメントが公開または参照(あるいは両方)された後に、作成者がフラグメントを開いて編集しようとすると警告が表示され、フラグメントを変更すると、参照されているページにも影響が及ぶことが警告されます。
フラグメントを削除するには:
Assets コンソールで、コンテンツフラグメントの場所に移動します。
フラグメントを選択します。
削除アクションはクイックアクションとして実行できません。
ツールバーから「削除」を選択します。
「削除」アクションを確認します。
フラグメントが既にページで参照されている場合は、警告メッセージが表示されます。「削除を強制」を選択して続行を確認する必要があります。フラグメントはコンテンツフラグメントコンポーネントと一緒に、すべてのコンテンツページから削除されます。