Adobe Classifications は、分類データをスケジュールに従って Adobe Analytics にエクスポートします。SAINT Exporter は、com.adobe.cq.scheduled.exporter.Exporter の実装です。
これを設定するには:
ツール/クラウドサービスで「Adobe Analytics」セクションに移動します。
新しい設定を追加します。「Adobe Analytics 分類」設定テンプレートが「Adobe Analytics フレームワーク」設定の下に表示されます。「タイトル」と「名前」を必要に応じて指定します。
「作成」をクリックして、設定を指定します。
プロパティには、次が含まれています。
フィールド | 説明 |
---|---|
Enabled | 「はい」を選択すると、Adobe Classifications の設定が有効になります。 |
競合時に上書き | 「はい」を選択すると、データの競合が上書きされます。デフォルトでは、これは「いいえ」に設定されています。 |
削除処理 | 「はい」に設定すると、書き出された後に処理したノードが削除されます。デフォルトは、「False」です。 |
ジョブの書き出しに関する説明 | Adobe Classifications ジョブの説明を入力します。 |
通知電子メール | Adobe Classifications の通知用のメールアドレスを入力します。 |
レポートスイート | 読み込みジョブを実行するレポートスイートを入力します。 |
データセット | 読み込みジョブを実行するデータセット関連 ID を入力します。 |
変換サービス | ドロップダウンメニューから、変換サービスの実装を選択します。 |
データソース | データコンテナのパスに移動します。 |
スケジュールを書き出し | 書き出すスケジュールを選択します。デフォルトは 30 分ごとです。 |
「OK」をクリックして設定を保存します。
レコードは、ページで処理されます。デフォルトでは、Adobe Classifications はページサイズが 1,000 のページを作成します。
Adobe Classifications の定義に従い、ページの最大サイズは 25,000 に設定ができます(Felix コンソールから変更可)。エクスポート中に、Adobe Classifications はソースノードをロックして、同時変更を防ぎます。ノードは、書き出し後、エラー時またはセッション終了時にロックを解除されます。
ページサイズを変更するには:
https://<host>:<port>/system/console/configMgr にある OSGI コンソールに移動し、「Adobe AEM Classifications Exporter」を選択します。
「書き出しページサイズ」を必要に応じて更新し、保存をクリックします。
Adobe Classifications は、以前は SAINT Exporter と呼ばれていました。
SAINT Exporter は、変換サービスを使用して、書き出しデータを特別な形式に変換できます。Adobe Classifications では、Transformer インターフェイスを実装するサブインターフェイス SAINTTransformer<String[]>
が提供されています。このインターフェイスは、データタイプを SAINT API で使用される String[]
に制限し、マーカーインターフェイスで対応するサービスを検索して選択するために使用されます。
デフォルト実装の SAINTDefaultTransformer では、書き出しソースの子リソースは、keys というプロパティ名と values というプロパティ値を持つレコードとして扱われます。キー列は、最初の列として自動的に追加され、その値がノード名になります。名前空間プロパティ(:を含む)は無視されます。
ノード構造:
id-classification nt:unstructured
1 nt:unstructured
SAINT ヘッダーおよびレコード:
キー | 製品 | 価格 | サイズ | カラー | Color^Code |
---|---|---|---|---|---|
1 | My Product Name | 120.90 | M | 黒 | 101 |
プロパティには、次が含まれています。
プロパティのパス | 説明 |
transformer | SAINTTransformer 実装のクラス名 |
通知用の電子メールアドレス。 | |
reportsuites | 読み込みジョブを実行するレポートスイート ID。 |
dataset | 読み込みジョブを実行するデータセット関連 ID。 |
description | ジョブの説明。 |
overwrite | データの競合を上書きするためのフラグ。デフォルトは false です。 |
checkdivisions | レポートスイートの互換性をチェックするためのフラグ。デフォルトは true です。 |
deleteprocessed | 処理したノードを書き出し後に削除するためのフラグ。デフォルトは false です。 |
独自のワークフローを作成することで、新しい読み込みのたびにそのワークフローが開始され、構造の正しい適切なデータが /var/export/ に作成されて Adobe Classifications に書き出すことができるようになります。