インタラクティブ画像ビューアに表示されるコンテンツには、ローカライゼーションの対象となるものもあります。 このコンテンツには、ユーザーインターフェイス要素のツールチップや、読み込み時にフライアウトズームビューで表示される情報メッセージなどが含まれます。
ローカライズ可能なビューア内のテキストコンテンツは、すべて SYMBOL と呼ばれる特別なビューア SDK 識別子で表されます。 シンボルには、標準提供のビューアに付属する英語のロケール ("en"
) のデフォルトのテキスト値が関連付けられ、必要な数のロケールに対してユーザ定義の値が設定されている場合があります。
ビューアが起動すると、現在のロケールがチェックされ、そのロケールでサポートされている各シンボルに対してユーザ定義の値があるかどうかが確認されます。 ある場合は、ユーザー定義の値が使用されます。それ以外の場合は、標準のデフォルトテキストに戻ります。
ユーザ定義のローカライゼーションデータは、ローカライゼーション JSON オブジェクトとしてビューアに渡すことができます。 このオブジェクトには、サポートされているロケール、各ロケールの SYMBOL テキスト値、およびデフォルトのロケールのリストが含まれます。
このようなローカリゼーションオブジェクトの例を次に示します。
{
"en":{
"Container.LABEL":"Interactive Image Viewer"
},
"fr":{
"Container.LABEL":"Visionneuse d'images interactive"
},
defaultLocale:"en"
}
上記の例では、ローカリゼーションオブジェクトは 2 つのロケール( "en"
と "fr"
)を定義し、各ロケールの 2 つのユーザーインターフェイス要素のローカライゼーションを提供します。
Web ページコードでは、ローカリゼーションオブジェクトを設定オブジェクトの localizedTexts
フィールドの値としてビューアのコンストラクターに渡す必要があります。 別のオプションとして、 setLocalizedTexts(localizationInfo)
メソッドを呼び出してローカライゼーションオブジェクトを渡す方法があります。
次のシンボルがサポートされています。
シンボル |
ツールチップ |
---|---|
Container.LABEL |
ARIA トップレベルビューア要素のラベル。 |
ZoomView.ROLE_DESCRIPTION |
メインビューコンポーネントの ARIA ロールの説明。 |
ZoomView.USAGE_HINT |
ARIA のキーボードユーザー用の使用のヒント。 |