ビネットコンバータ(vntc)は、画像レンダリングを使用して展開するために、画像オーサリングで作成したコンテンツを準備するために使用するコマンドラインユーティリティです。
vntc は、[!DNL install_root]\ImageServing\binにあります。次の機能があります。
プライマリビネットを単一解像度、マルチ解像度またはピラミッドの各ビネットに変換します(ビネットの拡大/縮小を参照)。
実稼働用キャビネットとウィンドウカバリングスタイルファイルを作成します(-resolution
と-jpegquality
を参照)。
ビネット、キャビネット、およびウィンドウカバリングスタイルファイルを、古いバージョンの画像レンダリングで使用するために、異なるファイルバージョンを生成できます。
ビネットから表示画像を抽出します。ビネットは最大解像度またはサムネールです(-thumbwidth
と-image
を参照)。
ソースファイルから関連するプロパティを抽出し(-info
を参照)、stdout
またはオプションのログファイル(-log
を参照)に送信します。
vntcの使用はオプションですが、サーバパフォーマンスを最高にするために強くお勧めします。 vntc また、広範なエラーチェックを実装し、慎重に使用すると、クラッシュなどのサーバーの重大な問題を防ぐことができます。
実稼動ビネットを生成する場合、出力ビネット(ピラミッドまたは複数解像度ビネットの場合は0)のピクセル幅が、生成された出力ビネットファイルの名前に追加されます。 キャビネットスタイルのファイルを処理する場合、出力解像度は出力ファイル名に追加されます。 オプションのサムネール、画像、ログファイル、および実稼働用ビネットやキャビネットスタイルのファイルを含むすべての出力ファイルは、sourceFileがある場所と同じディレクトリに配置されます(-destPath
を指定しない場合)。
vntc は、デフォルトで最大3 GBのメモリに制限されます。Vntcがこの制限に到達すると、処理が停止し、エラーが発生します。 この制限は-maxmem
を使用して変更できます。
画像オーサリングのビネット更新ツールを使用して、画像レンダリング用のビネットを準備することもできます。 同様に、コンテンツオーサリングツールでは、画像レンダリングで使用するキャビネットスタイルのファイルを生成できます。 処理を自動化する場合は、vntcを使用します。 画像オーサリングのツールにはグラフィカルユーザインターフェイスが含まれているので、通常、インタラクティブに使用しやすくなります。
画像オーサリングドキュメント