画像レイヤーに関する概念情報です。
次のタイプの画像レイヤーをData Workbenchに表示できます。
Terrain image layer: このタイプのレイヤーは、地球の地形画像を表示します。この上に地理データを表示できます。グローブビジュアライゼーションは、地形画像レイヤーの例です。詳しくは、「 地形画像レイヤーの操作.
Element point layer: このタイプのレイヤーでは、ディメンションの各要素に対してグローブ上の1点が表示されます。「要素ポイントレイヤーの操作」を参照してください。
Vector layer: このタイプのレイヤーでは、ベクトルデータ(ラインアート)がグローブに表示されます。詳しくは、ベクトルレイヤーの操作を参照してください。
Presentation layerプレゼンテーションオーバーレイを使用して、ビジュアライゼーションへの注釈の付与やビジュアライゼーションの明確化をおこなうことができます。テキストコールアウト、矢印、画像および色分けの追加によってデータを強調および明確化したうえで、他のユーザーと共有できます。
Data Workbenchでは、特定の分析タスクに対して表示するこれらのレイヤーを選択できます。
Geographyプロファイルは、デフォルトの画像レイヤーのセットを提供します。これらのレイヤーはProfiles\Geography\Maps folder within the Data Workbench server installation directoryフォルダーに保存されています。
Blue Marble 2km: この地形画像レイヤーは、世界の3Dマップを作成します。これは、グローブビジュアライゼーションをワークスペースに追加すると表示されるマップです。このレイヤーが選択されていない場合、グローブは表示されませんが、他のレイヤーは表示されます。Blue Marble 2km.layerファイルはBlue Marble 2km.tsiファイルを参照します。
Zip Points: この要素ポイントレイヤーを使用すると、米国の郵便番号を使用してデータセット内の場所をマッピングできます。Zip Points.txt ルックアップファイル(Adobe が提供)には、米国のすべての郵便番号と各郵便番号の緯度と経度のリストが含まれています。Zip Points.layerファイルはZip Points.txtファイルとZipcode.dimファイルを参照し、グローブ上の場所の表示に必要な設定パラメーターを含みます。 データセット内で定義する郵便番号のディメンション(Zipcode.dim)の各要素は、Zip Points.txt ルックアップファイルに記載されている、その郵便番号の緯度と経度を使用してグローブ上にマッピングされます。
ディメンションの定義について詳しくは、『データセット設定ガイド』を参照してください。
Boundaries: このベクトルレイヤーは、世界の主要な政治的境界(国など)と、地球の自然な物理的特徴(湖や島など)の境界を提供します。Boundaries.layerファイルは、mwcoast.vec、mwisland.vec、mwlake.vec、mwnation.vec、mwriver.vec、mwstate.vec、US states.vec、world boundaries.vecの1つ以上のファイルを参照します。
IP Coordinates: この要素ポイントレイヤーでは、動的ポイントを使用して、IPアドレスを使用してデータセット内の位置をマッピングできます。IP Coordinates.layer ファイルでは、座標のディメンション(Coordinates.dim)を参照します。また、各座標のグローブ上のポイントのサイズを決定する際に使用する指標として、Visitors 指標を指定します。
NL Geography プロファイルや、ご使用のインストール内の他のプロファイルには、ほかにも Adobe が提供した画像レイヤーやお客様の会社が作成した画像レイヤーが含まれている場合があります。
新しい画像レイヤーを作成するには、Geographyプロファイルーに含まれる適切なタイプのレイヤーファイルを任意のプロファイルー*プロファイルー名*\Mapsフォルダーにコピーし、必要に応じてファイルの名前を変更し、編集します。 新しいレイヤーはすべて、以下の要件を満たす必要があります。
各タイプのレイヤーファイルとその関連ファイルの形式およびパラメーターについて詳しくは、この章の該当するレイヤータイプの節を参照してください。