インポートテンプレートを使用したデータのインポート importing-data-with-import-templates

データをインポートすると、データを収集してキャンペーンのデータベースに入力できます。

Adobe Campaign には、ワークフローをに代わる方法として、管理者が定義した特定のタイプのインポートを管理できるシンプルなインポート機能があります。

動作の仕組みは次のとおりです。管理者 ​がインポートテンプレートの定義と管理をおこないます(インポートテンプレートの定義を参照)。作成されたインポートテンプレートは、Profiles & audiencesImports ​メニューに簡略表示され、利用可能になります。

したがって、ユーザーは、実行するインポートのタイプを選択し、インポートするデータを含んだファイルをアップロードするだけです。管理者が定義したワークフローが透過的に実行され、ユーザーは、インポートの完了後にインポートの結果にアクセスできます。

NOTE
データのインポート機能は、GENERIC IMPORT (import) ​と​ WORKFLOW (workflow) ​の役割を持つユーザーによって管理できます。役割について詳しくは、こちらの節を参照してください。

インポートは、実行元のテンプレート、実行日、実行ステータスに従ってフィルタリングできます。

  1. インポートの概要で、「Create」ボタンをクリックします。ウィザードが開きます。

  2. 実行するインポートのタイプを選択します。インポートのタイプは、使用可能なインポートテンプレートに対応しています。

  3. 必要に応じて、テンプレートにリンクされたサンプルファイルをコンピューターにダウンロードすれば、インポートするファイルに必要なデータタイプを確認できます。

  4. インポートするデータを含んだファイルをウィザードでダウンロードします。

  5. インポートを開始します。ウィザードが閉じ、使用したテンプレートで実行されたインポートのリストに戻ります。

  6. ページを更新し、実行したインポートを選択して実行の詳細を表示します。

これで、インポートの実行の詳細を確認できます。インポートされたファイルと、却下されたデータ(インポートされなかったデータ)を含んだファイルの両方を、コンピューターにダウンロードできます。

インポートテンプレートの設定 setting-up-import-templates

インポートテンプレートを使用すると、管理者は一定数の技術的なインポート設定を事前に定義できます。これらのテンプレートにより、標準のユーザーがファイルの実行やアップロードをおこなえるようになります。

インポートテンプレートは機能管理者が定義し、ResourcesTemplatesImport templates メニューから管理できます。

デフォルトでは 3 つの読み取り専用テンプレートを使用できます。

  • Update Direct mail quarantines and delivery logs:このテンプレートは、ダイレクトメール用に強制隔離と配信ログを更新するための新しいインポートの基礎として使用できます。このテンプレートのワークフローには、次のアクティビティが含まれます。

  • Import data:このテンプレートは、ファイルからデータベースにデータを挿入するための新しいインポートの基礎として使用できます。このテンプレートのワークフローには、次のアクティビティが含まれます。

    • Load file:このアクティビティを使用すると、Adobe Campaign サーバーにファイルをアップロードできます。
    • Update data:このアクティビティを使用すると、ファイルのデータをデータベースに挿入できます。
  • Import list:このテンプレートは、ファイル内のデータから​ リスト ​型オーディエンスを作成するための新しいインポートの基礎として使用できます。このテンプレートのワークフローには、次のアクティビティが含まれます。

    • Load file:このアクティビティを使用すると、Adobe Campaign サーバーにファイルをアップロードできます。
    • Reconciliation:このアクティビティを使用すると、インポートしたデータをターゲティングディメンションにリンクできます。これにより、リスト ​型のオーディエンスを作成できます。インポートしたデータのターゲティングディメンションが不明な場合、オーディエンスは​ ファイル ​型です。ターゲティングディメンションとリソースを参照してください。
    • Save audience:このアクティビティを使用すると、インポートしたデータを​ リスト ​型のオーディエンスの形式で保存できます。保存したオーディエンスの名前は、ユーザーがインポートしたファイルの名前に対応し、インポートの日時を指定するサフィックスが追加されます。例えば「profiles_20150406_151448」のようになります。

これらのデフォルトのテンプレートは読み取り専用で、標準ユーザーには表示されません。ユーザーが使用できるテンプレートを作成するには、次の手順に従います。

  1. デフォルトのテンプレートを複製します。複製されたテンプレートには 3 つのタブがあります。

    • Properties:インポートテンプレートの一般的なパラメーター。このタブでは、テンプレートを有効にし、サンプルファイルをアップロードできます。
    • Workflow:インポートワークフロー。このタブでは、ワークフローのアクティビティを定義できます。これらのアクティビティは、ユーザーによる簡易インポートの間は表示されません。
    • Executed imports:このテンプレートを使用して実行されたインポートのリスト。このテンプレートを使用して実行された各インポートのステータス、詳細、および結果を表示できます。このリストから直接ワークフローにアクセスできます(ユーザーに対して透過的に実行されます)。
  2. Properties」タブから、テンプレートの名前を変更し、説明を追加します。テンプレートが使用可能になると、説明がユーザーに表示されます。

  3. Workflow」タブに移動します。ここでは、必要に応じて新しいアクティビティを追加することで、デフォルトで提供されるワークフローを拡張できます。

    ワークフローアクティビティを設定する方法の詳細については、例:インポートワークフローテンプレートの節にある使用例を参照してください。この使用例は、Adobe Campaign データベースの CRM からプロファイルをインポートする際に再利用できるワークフローを設定する場合に役立ちます。

  4. ワークフローの設定が正しく適用されるように、テンプレートを保存します。

  5. Properties」タブからサンプルファイルをアップロードします。アップロードされたファイルには、今後のインポートやサンプルデータに必要な列のみを含めることができます。サンプルファイルのデータを使用すると、ワークフローを定義した後、簡易インポートをテストできます。

    その後、ユーザーがテンプレートを使用してインポートを実行する際に、このサンプルファイルを使用できるようになります。サンプルファイルは自分のコンピューターにダウンロードできます。その後、例えばインポートするデータを入力することができます。サンプルファイルを追加する場合は、この点を考慮してください。

  6. テンプレートを保存します。これで、サンプルファイルが適用されます。いつでもコンピュータにダウンロードして内容を確認したり、「Drop a new sample file」オプションを確認して変更することができます。

  7. Workflow」タブに戻り、「Load file」アクティビティを開いて、前の手順でアップロードしたサンプルファイルの列設定を確認し、調整します。

  8. ワークフローを開始して、インポートをテストします。手順 5 でアップロードしたサンプルファイルには、データが格納されている必要があります。

    これで、サンプルファイルのデータが正しく読み込まれます。データベースに問題が発生しないよう、使用するデータは小さな架空のものにしてください。

  9. アクションバーにあるワークフロー実行ログに移動します。エラーが発生した場合は、アクティビティが正しく設定されていることを確認してください。

  10. Properties」タブで、「Import template status」を「Available」に設定して、テンプレートを保存します。このテンプレートの使用を停止するには、「Import template status」を「Archived」に設定します。

テンプレートワークフローを変更するには、サンプルファイルを再度アップロードし、「Load file」設定を確認します。

これで、インポートテンプレートがユーザーに提供され、ファイルのアップロードに使用できるようになります。

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