Adobe Campaign では、特定の条件下での動的な E メールの送信を可能にする、新しいインタラクティブ AMP for Email フォーマットを使用することができます。
AMP for Email を使用して、次のことができます。
AMP E メールのテストと送信について詳しくは、AMP E メールのターゲティングを参照してください。
この機能は、Adobe Campaign の専用パッケージで使用できます。使用するには、このパッケージをインストールする必要があります。インストールしたら、サーバーを再起動してパッケージを有効にします。
ハイブリッドおよびホストアーキテクチャの場合、パッケージは、ミッドソーシングサーバーと実行インスタンスを含むすべてのサーバーにインストールする必要があります。アカウント担当者にお問い合わせください。
AMP for Email は、新しいフォーマットで、メッセージ内に AMP コンポーネントを含めることで、アクションにつながるリッチなコンテンツにより E メールのエクスペリエンスを強化できます。E メール内で直接利用できる最新のアプリ機能により、受信者はメッセージ自体のコンテンツを動的に操作できます。
次に例を示します。
AMP for Email は、既存の E メールと互換性があります。メッセージの AMP バージョンは、HTML やプレーンテキストに加えて、新しい MIME パートとして E メールに埋め込まれ、すべての E メールクライアント間での互換性を確保します。
AMP for Email のフォーマット、仕様および要件について詳しくは、AMP 開発者向けドキュメントを参照してください。
Adobe Campaign で AMP E メールを正常にテストして送信するには、以下の手順に従います。
AMP サポートパッケージをインストールします。Campaign 標準パッケージのインストールを参照してください。
Adobe Campaign 内で E メールを作成し、AMP コンテンツを作成します。Adobe Campaign での AMP E メールコンテンツの作成を参照してください。
AMP フォーマットをサポートする E メールプロバイダーからのすべての配信要件に従っていることを確認します。AMP for Email の配信要件を参照してください。
ターゲットを定義する場合、AMP フォーマットを表示できる受信者を選択していることを確認してください。AMP E メールのターゲティングを参照してください。
現在、AMP E メールは、特定の E メールアドレス(テスト用)に、またはサポートされている E メールクライアントに登録した後にのみ配信できます。
通常どおりにメールを送信します。AMP E メールの送信を参照してください。
AMP フォーマットを使用して E メールを作成するには、以下の手順に従います。
AMP 開発者向けドキュメントに記載されている AMP for Email の要件と仕様に従ってください。また、AMP for Email のベストプラクティスも参照してください。
E メール配信を作成する際に、任意のテンプレートを選択します。
特定の AMP テンプレートには、製品リスト、カルーセル、二重のオプトイン、調査、高度なサーバーリクエストなど、使用できる主な機能の例が含まれています。
「AMP コンテンツ」タブをクリックします。
必要に応じて AMP コンテンツを編集します。
最初の AMP E メールの作成について詳しくは、AMP 開発者向けドキュメントを参照してください。
例えば、AMP テンプレートの製品リストコンポーネントを使用して、サードパーティ製システムの製品リストを維持したり、Adobe Campaign 内部で製品リストを維持したりできます。価格やその他の要素を調整すると、受信者がメールボックスから再び E メールを開いたときに、その要素が自動的に反映されます。
必要に応じて AMP コンテンツをパーソナライズします。通常、Adobe Campaign で HTML フォーマットに対しておこなう場合と同様に、パーソナライゼーションフィールドとパーソナライゼーションブロックを使用します。
編集が完了したら、AMP コンテンツ全体を選択して、AMP Web ベースのバリデーターまたは類似の Web サイトにコピー&ペーストします。
画面の上部にあるドロップダウンリストから AMP4 EMAIL を選択していることを確認します。
エラーはインラインでフラグ付けされます。
Adobe Campaign AMP エディターは、コンテンツの検証用には設計されていません。AMP Web ベースのバリデーターなどの外部 Web サイトを使用して、コンテンツが正しいかどうかを確認します。
AMP コンテンツが検証に合格するまで、必要に応じて修正を加えます。
検証済みのコンテンツを AMP Playground または類似の Web サイトにコピー&ペーストして、コンテンツをプレビューします。
画面の上部にあるドロップダウンリストから AMP for Email を選択していることを確認します。
AMP コンテンツを Adobe Campaign で直接プレビューすることはできません。AMP Playground などの外部 Web サイトを使用します。
Adobe Campaign に戻り、検証済みのコンテンツを「AMP コンテンツ」タブにコピー&ペーストします。
「HTML コンテンツ」タブまたは「テキストコンテンツ」タブに切り替えて、これら 2 つのフォーマットのうち少なくとも 1 つに対してコンテンツを定義します。
AMP コンテンツに加えて HTML またはプレーンテキストバージョンが E メールに含まれていない場合、その E メールは送信できません。
Adobe Campaign で AMP コンテンツを作成する場合、(受信者の E メールプロバイダー特有の)動的な E メールの配信条件を満たす必要があります。
現在、この形式のテストをサポートしている E メールプロバイダーは Gmail、Outlook、Mail.ru の 3 つです。
Gmail アカウントに対して AMP フォーマットで配信をテストするために必要なすべての手順と仕様については、該当する Gmail、Outlook および Mail.ru 開発者向けドキュメントを参照してください。
特に、以下の要件を満たす必要があります。
また、Gmail のヒントと既知の制限事項や、Outlook 向け AMP のベストプラクティスも参照してください。
現在、次の 2 つの手順で AMP E メールの送信をテストできます。
Adobe Campaign では、適切に設定された E メールアドレスに対して AMP を利用した動的な E メールを配信し、その内容と動作を検証できます。選択したアドレスに対する AMP E メール配信のテストを参照してください。
テストが完了すると、該当する E メールプロバイダーに登録して、送信者ドメインを許可リストに登録することで、AMP for Email プログラムの一環として配信またはキャンペーンを送信できます。E メールロバイダーへの登録と AMP E メールの配信を参照してください。
Adobe Campaign から選択した E メールアドレスへの動的なメッセージの送信をテストできます。
現在、AMP フォーマットのテストは、Gmail、Outlook および Mail.ru でのみサポートされています。
Gmail および Outlook の場合、まずはターゲットとする Gmail および Outlook アカウント用に Adobe Campaign からの配信に使用する送信者のアドレスを許可リストに登録する必要があります。
手順は次のとおりです。
詳しくは、Gmail 開発者向けドキュメントおよび Outlook 開発者向けドキュメントを参照してください。
Mail.ru アドレスへの AMP E メールの送信をテストするには、Mail.ru 開発者向けドキュメント(ユーザーの場合の節)の手順に従います。
送信者ドメインを許可リストに追加するために、サポート対象の E メールプロバイダーに登録して、動的な E メールの配信を試すことができます。
現在、AMP フォーマットは、Gmail、Outlook および Mail.ru でのみサポートされています。
複数のアドレスでテストが完了したら、任意の Gmail または Outlook アドレスに AMP E メールを送信できます。そのためには、Google または Microsoft に適切に登録し、回答を待つ必要があります。Gmail 開発者向けドキュメントおよび Outlook 開発者向けドキュメントに記載されている手順に従います。登録が完了すると、許可された送信者になります。
AMP E メールを Mail.ru アドレスに送信するには、Mail.ru 開発者向けドキュメントに記載されている要件と手順に従います(E メールの送信者の場合の節を参照)。
AMP コンテンツとフォールバックの準備が整い、互換性のあるターゲットを定義したら、通常どおりに E メールを送信できます。
現在、AMP フォーマットは、Gmail、Outlook および Mail.ru でのみ、特定の条件下でサポートされています。他の E メールプロバイダーからのアドレスをターゲットにすることはできますが、E メールの HTML またはプレーンテキストバージョンを受信することになります。
AMP コンテンツに加えて HTML またはプレーンテキストバージョンが E メールに含まれていない場合、その E メールは送信できません。
合致する受信者は、メールボックスに E メールの AMP バージョンが表示されます。
例えば、E メールに製品リストを含めた場合、サードパーティ製システムで価格を編集すると、受信者がメールボックスで E メールを再び開くたびに、価格が自動的に調整されます。
特定のドメインが AMP E メールを受信するのを防ぐためのメール処理ルールを作成できます。E メールフォーマットの管理を参照してください。
デフォルトでは、「AMP インクルージョン」オプションは「いいえ」に設定されています。
次のビデオでは、Adobe Campaign Classic で AMP を有効にする方法を説明し、その使用方法を紹介します。
Campaign Classic に関するその他のハウツービデオはこちらで参照できます。