キューブのベストプラクティス

データビニング

ビニングを使用すると、条件に従って値がグループ化されるので、データの表示をシンプル化できます。使用できる情報に応じて、年齢グループの定義、E メールドメインのグループ化、値の列挙への制限、表示するデータの明示的な制限、専用の行や列への他のすべてのデータのグループ化などをおこなえます。

概して、使用可能なビニングは、次の 3 タイプです。

  1. 定義された値範囲を手動で使用する。例えば、年齢、平均的なショッピングカート、開封された配信の数などです。詳しくは、各 bin の定義を参照してください。
  2. 列挙の値に応じて動的に管理する。列挙に含まれている値のみ表示し、その他のすべての値は「その他」にまとめられます。詳しくは、bin の動的管理を参照してください。
  3. 値の範囲を使用し、その他はすべて 1 つにグループ化する。例えば、18~25 歳、26~59 歳、その他などです。詳しくは、値範囲の作成を参照してください。

ビニングを有効にするには、ディメンションの作成時に適切なボックスにチェックを入れます。

bin を手動で作成することも、既存の列挙にリンクすることもできます。

Adobe Campaign には自動ビニングのアシスタントも用意されています。値は、N 個のグループに分類することも、データベース内の最も頻度の高い値に従ってグループ化することもできます。

各 bin の定義

各 bin を個別に作成するには、「各 bin を定義」オプションを選択し、テーブルを使用して様々な bin を作成します。

追加」ボタンをクリックすると、新しい bin を作成でき、その bin にグループ化される値を一覧表示できます。

次の例では、言語が 3 つのカテゴリ(英語/ドイツ語/オランダ語、フランス語/イタリア語/スペイン語、その他)にグループ化されています。

SQL マスクを使用して、複数の値を組み合わせてフィルターにすることができます。それには、「SQL マスクを使用」列で「はい」にチェックを入れ、適用する SQL フィルターを「値または式」列に入力します。

下図の例では、yahoo で始まる E メールドメイン(yahoo.fr、yahoo.com、yahoo.be など)や、ymail で始まる E メールドメイン(ymail.com、ymail.eu など)および rocketmail.com ドメインのアドレスはすべて、YAHOO! というラベルでグループ化されます。

bin の動的管理

値は、列挙を通じて動的に管理できます。これは、その列挙に含まれている値のみ表示されることを意味します。列挙の値が変わったら、キューブの内容は、それに合わせて自動的に変更されます。

このタイプの値ビニング例を作成するには、次の手順に従います。

  1. 新しいディメンションを作成し、ビニングを有効にします。

  2. 値を列挙に動的にリンク」オプションを選択し、対応する列挙を選択します。

    列挙の値が更新されるたびに、対応する bin がそれに合わせて自動的に変更されます。

値範囲の作成

所定の区間に基づいて、値を範囲にグループ化できます。

範囲を手動で定義するには、「追加」ボタンをクリックし、「範囲を定義」を選択します。

次に、上限と下限を指定し、「OK」をクリックして確定します。

bin の自動生成

bin を自動的に生成することもできます。それには、「bin を生成」リンクをクリックします。

次のいずれかが可能です。

  • 最も頻繁に使用されている値を復元

    次の例では、最も頻繁に使用されている 4 つの値が表示される一方、それ以外は「その他」カテゴリにカウントされ、グループ化されます。

  • スロットの形式で bin を生成

    次の例では、同じサイズの 4 つの値スロットが Adobe Campaign によって自動的に作成され、そこにデータベース内の値が表示されます。

この場合、ファクトスキーマで選択されたフィルターは無視されます。

列挙

レポートの関連度と読みやすさを向上させるために、Adobe Campaign では、特定の列挙を作成して、異なる値を同じ bin にグループ化し直すことができます。これらの列挙はビニング用に確保されており、キューブで参照され、したがってレポートに表示されます。

また、Adobe Campaign には、ドメインに関する列挙も用意されており、それを使用すると、次の例に示すように、データベースに格納されているすべての連絡先の E メールドメインのリストを、ISP でグループ化し直して表示できます。

これは次のテンプレートを使用して作成されます。

この列挙を使用してレポートを作成するには、E メールドメイン​ディメンションを使用してキューブを作成します。「ビニングを有効にする」オプションを選択してから、「値を列挙に動的にリンク」を選択します。次に、先ほど示した​ドメイン​列挙を選択します。エイリアスが指定されていない値はすべて、その他​というラベルでグループ化し直されます。

次に、このキューブに基づくレポートを作成して、これらの値を表示します。

関係するレポートを更新するには、列挙を変更するだけです。例えば、Adobe という値を作成し、adobe.com というエイリアスを追加すると、列挙レベルの Adobe 値でレポートが自動的に更新されます。

ドメイン​列挙は、ドメインのリストを表示する組み込みレポートの生成に使用されています。これらのレポートの内容を調整するには、このリストを編集します。

ビニング用に確保される他の列挙を作成し、それらを他のキューブで使用できます。最初の列挙タブで指定された bin に、すべてのエイリアス値がグループ化し直されます。

集計の計算と使用

最大のデータ量を集計で計算できます。

集計は、大量のデータを操作するときに役に立ちます。専用のワークフローボックスで定義した設定に基づいて集計が自動的に更新され、最近収集したデータが指標に統合されます。

集計は各キューブの関連タブで定義されます。

メモ

集計の計算を更新するためのワークフローを集計そのものに設定できます。または、関連するキューブにリンクされた外部ワークフローを通じて集計を更新することもできます。

新しい集計を作成するには、次の手順に従います。

  1. キューブの「集計」タブをクリックした後、「追加」ボタンをクリックします。

  2. 集約のラベルを入力してから、計算するディメンションを追加します。

  3. ディメンションとレベルを選択します。ディメンションおよびレベルごとに、この手順を繰り返します。

  4. ワークフロー」タブをクリックして、集計ワークフローを作成します。

    • スケジューラー​アクティビティでは、計算の更新の頻度を定義できます。スケジューラーについて詳しくは、この節を参照してください。

    • 集計の更新​アクティビティでは、適用する更新モード(完全更新または部分的更新)を選択できます。

      デフォルトでは、各計算時に完全更新が実行されます。部分的更新を有効にするには、該当するオプションを選択し、更新の条件を定義します。

測定の定義

測定のタイプは、キューブの「測定」タブで定義します。合計、平均、偏差などを計算できます。

測定を必要な数だけ作成できます。その後、テーブルに表示または非表示にする測定を選択します。詳しくは、測定の表示を参照してください。

新しい測定を定義するには、次の手順に従います。

  1. 測定のリストの上にある「追加」ボタンをクリックし、測定のタイプと計算する式を選択します。

  2. 必要に応じて、および演算子によっては、演算に関係する式を選択します。

    詳細選択」ボタンをクリックすると、複雑な計算式を作成できます。詳しくは、この節を参照してください。

  3. 測定データをフィルター」リンクをクリックすると、計算フィールドを制限し、データベース内の特定のデータにのみ適用できます。

  4. 測定のラベルを入力し、説明を追加した後、「完了」をクリックして測定を作成します。

測定の表示

必要に応じて、テーブルでの測定の表示を設定できます。

表示順序

キューブ内の計算済みの測定を、「測定」ボタンを通じて設定します。

行を前後に移動して、表示順序を変更します。次の例では、フランス語のデータをリストの末尾に移動しています。つまり、最後の列に表示されるようになります。

表示の設定

測定、行および列の設定は、測定ごとに個別に実行することも、全部まとめて実行することもできます。特定のアイコンをクリックすると、表示モード選択ウィンドウにアクセスできます。

  • ピボットテーブルの設定を編集」アイコンをクリックして、設定ウィンドウにアクセスします。

    測定のラベルを表示するかどうかを選択できるほか、ラベルのレイアウト(行または列)を設定できます。

配色オプションでは、重要な値を強調表示して読みやすくすることができます。

表示する測定のタイプの変更

各測定内で、適用する単位とフォーマット設定を定義できます。

レポートの共有

レポートを設定したら、それを保存して他のオペレーターと共有できます。

それには、「レポートのプロパティを表示」アイコンをクリックし、「レポートを共有」オプションを有効にします。

レポートのカテゴリと関連度を指定します。詳しくは、このページの​表示順序​と​フィルターオプションの定義​に関する節を参照してください。

これらの変更を確定するには、レポートを保存する必要があります。

フィルターの作成

データの一部分を表示するためのフィルターを作成できます。

手順は次のとおりです。

  1. フィルターを追加」アイコンをクリックします。

  2. フィルターに関係するディメンションを選択します。

  3. フィルターのタイプと精度を選択します。

  4. 作成したフィルターは、レポートの上に表示されます。

    フィルターをクリックすると、編集できます。

    「×」アイコンをクリックすると、フィルターを削除できます。

    フィルターを必要な数だけ組み合わせることができます。それらはすべて、このエリアに表示されます。

フィルターを変更(追加、削除、編集)するたびに、レポートを再計算する必要があります。

選択した項目に基づいてフィルターを作成することもできます。それには、ソースとなるセル、行および列を選択した後、「フィルターを追加」アイコンをクリックします。

行、列またはセルを選択するには、それを左クリックします。選択を解除するには、もう一度クリックします。

フィルターが自動的に適用され、レポートの上のフィルターゾーンに追加されます。

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