オファースペースの作成を実行できるのは、オファースペースのサブフォルダーへのアクセス権を持つ技術管理者のみです。オファースペースは、デザイン環境にのみ作成でき、オファーの承認時にライブ環境に自動的に複製されます。
カタログオファーのコンテンツは、オファースペースで設定します。デフォルトでは、コンテンツに含めることができるフィールドは、タイトル、宛先 URL、画像 URL、HTML コンテンツおよびテキストコンテンツです。フィールドの順序は、オファースペースで設定します。
詳細設定パラメーターでは、コンタクト先の識別キーを指定できます(識別キーは、名前や E メールフィールドなど、様々な要素を同時に使用して作成できます)。詳しくは、識別されたオファーの提示の節を参照してください。
レンダリング関数を使用して、HTML レンダリングまたは XML レンダリングが作成されます。レンダリング関数で定義するフィールドの順序は、コンテンツに設定した順序と同じである必要があります。
新しいオファースペースを作成するには、次の手順に従います。
オファースペースのリストに移動して、「新規」をクリックします。
使用するチャネルを選択して、オファースペースのラベルを変更します。
次のいずれかに該当する場合は、「単一モードを有効にする」ボックスをオンにします。
コンテンツフィールドウィンドウに移動して、「追加」をクリックします。
コンテンツノードに移動して、フィールドを「タイトル」、「画像 URL」、「HTML コンテンツ」、「宛先 URL」の順に選択します。
各フィールドの「必須」ボックスをオンにして、必須フィールドにします。
この設定はプレビューで使用されます。パブリッシュの際、関係するオファーの必須要素に不足がある場合は、オファースペースが無効になります。ただし、既にオファースペース上でオファーがライブになっている場合は、これらの条件は考慮されません。
「関数を編集」をクリックし、レンダリング関数を作成します。
これは、オファースペース上にオファー表示域を生成するために使用される関数です。形式には複数のタイプがあり、アウトバウンドインタラクションには HTML またはテキストを、インバウンドインタラクションには XML を使用できます。
「HTML レンダリング」タブに移動して、「HTML レンダリング関数をオーバーロード」を選択します。
レンダリング関数を挿入します。
必要に応じて、インバウンドインタラクション用の XML レンダリング関数をオーバーロードできます。また、アウトバウンドインタラクション用の HTML およびテキストレンダリング関数をオーバーロードすることもできます。詳しくは、インバウンドチャネルについてを参照してください。
オファーの提案は、ターゲット母集団とのインタラクションに応じて、様々なステータスになります。インタラクションには、ライフサイクル全体でオファーの提案に適用できる値のセットが用意されています。ただし、オファーの提案が作成される際や承認される際にステータスが変更できるように、プラットフォームを設定する必要があります。
オファーの提案のステータスは、即座には更新されません。更新処理は、1 時間ごとにトリガーされるトラッキングワークフローによって実行されます。
インタラクションには、オファーの提案のステータスを検証するために使用できる、次のような値が用意されています。
これらの値はデフォルトでは適用されず、設定する必要があります。
「送信済み」ステータスの配信にオファーがリンクされると、そのオファーの提案のステータスは自動的に「提示済み」に変更されます。
インタラクションエンジンによってオファーの提案が作成されると、ステータスは、インタラクションがインバウンドかアウトバウンドかによって変更されます。これら 2 つのうち、どちらの値が選択されるかは、そのオファースペースがデザイン環境でどのように設定されたかによって決まります。
各スペースでは、オファーレポートに表示する情報に応じて、提案が作成される際に適用するステータスを設定できます。
それには、次の手順に従います。
目的のスペースの「ストレージ」タブに移動します。
提案の作成時に適用するステータスを選択します。
オファーの提案が承認されると、デフォルトで提供される値のいずれかを使用して、提案の新しいステータスを設定できます。受信者がオファー内のリンクをクリックし、インタラクションエンジンが呼び出されると、更新が有効になります。
それには、次の手順に従います。
目的のスペースの「ストレージ」タブに移動します。
提案が承認されたときに提案に適用するステータスを選択します。
インバウンドインタラクション
「ストレージ」タブでは、提案および承認されたオファーの提案に対してのみステータスを定義できます。インバウンドインタラクションでは、オファーの提案のステータスが、インターフェイスによってではなく、オファーエンジンを呼び出すための URL で直接指定されている必要があります。こうすることで、オファーの提案が却下された場合など、その他の場合に適用されるステータスを指定できるようになります。
<BASE_URL>?a=UpdateStatus&p=<PRIMARY_KEY_OF_THE_PROPOSITION>&st=<NEW_STATUS_OF_THE_PROPOSITION>&r=<REDIRECT_URL>
例えば、Neobank サイトに表示される Home insurance オファーに合致する提案(識別子 40004)には、次の URL が含まれます。
<BASE_URL>?a=UpdateStatus&p=<40004>&st=<3>&r=<"http://www.neobank.com/insurance/subscribe.html">
訪問者がこのオファー(URL)をクリックすると、許可済みステータス(値 3)が提案に適用され、訪問者は、保険契約に関する Neobank サイトの新しいページにリダイレクトされます。
URL で別のステータスを指定する場合(オファーの提案が却下された場合など)は、望ましいステータスに対応する値を使用します。例:却下 = "5"、提示済み = "1" など。
ステータスとその値は、「オファーの提案(nms)」 データスキーマで取得できます。詳しくは、このページを参照してください。
アウトバウンドインタラクション
アウトバウンドインタラクションの場合、配信にリンクを含める際に、オファーの提案に関心ありステータスを自動的に適用できます。単に _urlType="11" という値をリンクに付加します。
<a _urlType="11" href="<DEST_URL>">Link inserted into the delivery</a>
このタブでは、選択した方法で受信者が受ける資格があるオファーを表示できます。次の例では、受信者は、郵便経由のオファー提案 3 件の実施要件を満たしています。
受信者が実施要件を満たしているオファーがない場合、プレビュー画面は次のように表示されます。
1 つのスペースのみに限定されている場合、プレビューではコンテキストを無視できます。これは、インバウンドチャネルを使用して 1 つのスペースで参照されるフィールドを追加するようにインタラクションスキーマが拡張される場合です(詳しくは、拡張の例を参照)。