v7
Campaign Classic v7 にのみ適用されます

プライバシーリクエストの作成と管理 privacy-request-ui

この節では、アクセスリクエストと削除リクエストの作成方法のほか、それらのリクエストを Adobe Campaign がどのように処理するかについて説明します。

プライバシーリクエストの作成 create-privacy-request-ui

Adobe Campaign インターフェイス ​では、プライバシーリクエストを作成し、その推移をトラッキングできます。新しいプライバシーリクエストを作成するには、次の手順に従います。

  1. 管理プラットフォームプライバシーリクエスト ​のプライバシーリクエストフォルダーにアクセスします。

  2. この画面では、現在のすべてのプライバシーリクエストとそのステータス、ログを表示できます。新しいプライバシーリクエストを作成するには、「新規」をクリックします。

  3. 規制(GDPR、CCPA、PDPA、LGPD)、リクエストタイプ(アクセスまたは削除)、名前空間 ​を選択し、紐付け値 ​を入力します。名前空間としてメールを使用する場合は、データ主体のメールアドレスを入力します。

プライバシーのテクニカルワークフローは毎日 1 回実行され、新しいリクエストが個別に処理されます。

  • 削除リクエスト:Adobe Campaign に保存されている受信者のデータが消去されます。
  • アクセスリクエスト:Adobe Campaign に保存されている受信者のデータが生成され、リクエスト画面の左側で XML ファイルとして取得できるようになります。

テーブルのリスト list-of-tables

プライバシーに関連する削除またはアクセスリクエストの実行時に、受信者テーブル(独自タイプ)にリンクされたすべてのテーブルの​ 紐付け値 ​に基づいて、データ主体のすべてのデータを検索します。

以下は、プライバシーリクエストの実行時に考慮される標準テーブルをリストしたものです。

  • 受信者(recipient)
  • 受信者配信ログ(broadLogRcp)
  • 受信者トラッキングログ(trackingLogRcp)
  • アーカイブしたイベント配信ログ(broadLogEventHisto)
  • 受信者リストのコンテンツ(rcpGrpRel)
  • 訪問者オファー提案(propositionVisitor)
  • 訪問者(visitor)
  • 購読履歴(subHisto)
  • 購読(subscription)
  • 受信者のオファーの提案(propositionRcp)

受信者テーブル(独自タイプ)にリンクされるカスタムテーブルを作成した場合は、そのテーブルも考慮されます。例えば、受信者テーブルにリンクしているトランザクションテーブルと、そのトランザクションテーブルにリンクしているトランザクション詳細テーブルがある場合、両方のテーブルが考慮されます。

IMPORTANT
プロファイル削除ワークフローを使用してプライバシーバッチリクエストを実行する場合は、次の注意点を考慮に入れてください。
  • ワークフローを使用したプロファイル削除では、子テーブルが処理されません。
  • すべての子テーブルに対して削除処理をおこなう必要があります。
  • プライバシーアクセステーブル内で削除する行を追加する ETL ワークフローを作成し、プライバシー要求データの削除 ​ワークフローで削除を実行することをお勧めします。パフォーマンス上の理由から、削除するプロファイルの数は 1 日あたり 200 個までに制限することをお勧めします。

プライバシーリクエストのステータス privacy-request-statuses

プライバシーリクエストには、次のようなステータスがあります。

  • 新規再試行保留:ワークフローは進行中で、リクエストの処理は完了していません。
  • 処理中再試行中:ワークフローはリクエストを処理しています。
  • 削除保留:ワークフローにおいて、削除対象のすべての受信者データが特定済みです。
  • 削除中:ワークフローは削除を処理しています。
  • 削除確認保留:(2 段階処理モードの削除リクエスト)ワークフローでアクセスリクエストの処理が完了しました。削除を実行するための手動確認がリクエストされています。ボタンは 15 日間有効です。
  • 完了:リクエストの処理が終了しました。エラーは発生していません。
  • エラー:ワークフローにおいて、エラーが発生しました。理由は、プライバシーリクエストのリストの「リクエストのステータス」列に表示されます。例えば、「エラー: データが見つかりません」は、データ主体の​ 紐付け値 ​と一致する受信者データがデータベースに見つからなかったことを示します。

2 段階プロセス two-step-process

デフォルトでは、2 段階プロセス ​が有効になっています。このモードで新しい削除リクエストを作成した場合、必ずアクセスリクエストが先に実行されます。これにより、削除前にデータを確認することができます。

このモードはプライバシーリクエスト編集画面から変更できます。「詳細設定」をクリックします。

2 段階モードが有効になっていると、新しい削除リクエストのステータスは「削除確認保留」に変わります。生成された XML ファイルをプライバシーリクエスト画面からダウンロードし、データを確認します。データの消去を確定するには、「データの削除を確認」ボタンをクリックします。

JSSP URL jspp-url

Adobe Campaign は、アクセスリクエストの処理時に JSSP を生成します。この JSSP は、データベースから受信者のデータを取得し、ローカルマシンに保存されている XML ファイルにエクスポートします。JSSP の URL は次のように定義されます。

"$(serverUrl)+'/nms/gdpr.jssp?id='+@id"

ここで、@id はプライバシーリクエスト ID です.

この URL は、プライバシーリクエスト(gdprRequest)スキーマの​ 「ファイルの場所」(@urlFile) ​フィールドに保存されます。****

この情報はデータベースで 90 日間有効です。テクニカルワークフローによりリクエストがクリーンアップされると、この情報はデータベースから削除され、URL は無効になります。データを Web ページからダウンロードする前に、URL がまだ有効であるか確認してください。

データ主体のデータファイルの例を以下に示します。

データ管理者は JSSP URL が含まれる Web アプリケーションを簡単に作成できます。これにより、データ主体のデータファイルを Web ページから使用できるようになります。

Web アプリケーションの​ ページ ​アクティビティで例として使用できるコードスニペットを以下に示します。

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"> <head> <meta http-equiv="Content-Language" content="en"> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" /> <link rel="stylesheet" type="text/css" href="/nl/webForms/landingPage.css"/> <title>Clickthrough</title> <style type="text/css" media="all"> /* override formulary area */ .formulary { top: 200px; position: absolute; left: 0; } </style> </head> <body style="" class="">
<center>
<div id="wrap">
<div id="header"><img class="nlui-widget" alt="placeholder_header" src="/nms/img/contentModels/placeholder_header.png" unselectable="on" />
<div class="header-title center-title">DOWNLOAD GDPR DATA</div>
<div class="formulary center-formulary"><form>
<div class="button large-button"><a href=[SERVER_URL]/nms/gdpr.jssp?id=13000" data-nl-type="externalLink">CLICK TO DOWNLOAD</a></div>
</form></div>
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<div class="info">
<div class="desc">
<div class="title">EFFICIENCY</div>
<div class="desc">Our service is guaranteed to improve your efficiency. Increase performance and use our high-technology service to implement even the most ambitious of projects.</div>
</div>
</div>
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</div>
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</div>
</div>
</div>
</center>
</body> </html>

データ主体のデータファイルへのアクセスは制限されているため、Web ページへの匿名アクセスは無効にする必要があります。プライバシーデータ権限 ​ネームド権限があるオペレーターだけが、ページにログオンしてデータをダウンロードすることができます。

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