Adobe Campaign では、圧縮されたファイルや暗号化されたファイルをインポートできます。「データ読み込み(ファイル)」アクティビティで読み取る前にファイルを解凍または復号化する前処理を定義できます。
手順は以下のとおりです。
Campaign コントロールパネルを使用して、公開鍵と秘密鍵のペアを生成します。
コントロールパネルは、すべての管理者ユーザーがアクセスできます。 ユーザーに管理者アクセス権を付与する手順については、このページで詳しく説明しています。
インスタンスは AWS でホストされ、最新の GA ビルドでアップグレードされている必要があります。バージョンを確認する方法については、この節を参照してください。インスタンスが AWS でホストされているかどうかを確認するには、このページに記載されている手順に従います。
インストールした Adobe Campaign がアドビでホストされている場合は、必要なユーティリティをサーバーにインストールするようアドビカスタマーケアに依頼します。
Adobe Campaign のインストールがオンプレミスの場合:使用するユーティリティ(例:GPG、GZIP)およびアプリケーションサーバー上の必要なキー(暗号化キー)をインストールします。
次に、目的の前処理コマンドをワークフローで使用します。
例として、次のユースケースを示します。
関連トピック:
このユースケースでは、外部システムで暗号化されたデータを Campaign コントロールパネルで生成されたキーを使用してインポートするためのワークフローを作成します。
このユースケースを実行する手順は次のとおりです。
Campaign コントロールパネルを使用して、キーペア(公開鍵と秘密鍵)を生成します。詳細な手順については、Campaign コントロールパネルのドキュメントを参照してください。
外部システムでは、Campaign コントロールパネルからダウンロードした公開鍵を使用して、Campaign Classic にインポートするデータを暗号化します。
Campaign Classic で、暗号化されたデータをインポートするワークフローを作成し、Campaign コントロールパネル経由でインストールされた秘密鍵を使用して復号化します。これをおこなうには、次のようにワークフローを作成します。
ファイル転送アクティビティを開き、暗号化された .gpg ファイルのインポート元の外部アカウントを指定します。
アクティビティの設定方法に関するグローバルな概念については、こちらを参照してください。
データ読み込み(ファイル)アクティビティを開き、必要に応じて設定します。アクティビティの設定方法に関するグローバルな概念については、こちらを参照してください。
受信データを復号化するために、アクティビティに前処理ステージを追加します。それには、「ファイルを前処理」オプションを選択したあと、この復号化コマンドを「コマンド」フィールドにコピー&ペーストします。
gpg --batch --passphrase passphrase --decrypt <%=vars.filename%>
この例では、Campaign コントロールパネルでデフォルトで使用されるパスフレーズ(「passphrase」)を使用しています。
カスタマーサポートへの依頼を通じて GPG キーがインスタンスに既にインストールされている場合は、そのパスフレーズが変更され、デフォルトとは異なるものになっている可能性があります。
「OK」をクリックして、アクティビティの設定を確定します。
これで、ワークフローを開始できます。ワークフローを実行したら、復号化が実行されたことと、ファイルのデータがインポートされたことをワークフローログで確認できます。
このビデオでは、GPG キーを使用してデータを復号化する方法を紹介します。
Campaign Classic に関するその他のハウツービデオはこちらで参照できます。