この使用例では、標準の月次「トラッキング指標」レポートを PDF 形式で作成する方法と、そのレポートをリストに記載の受信者に送信する方法を詳しく説明します。
この使用例の主な実装手順は次のとおりです。
プロファイルとターゲットウィンドウに移動し、「リスト」リンク、「作成」ボタンの順にクリックします。「新しいリスト」を選択し、レポートの送信先とする受信者のリストを新たに作成します。
リストの作成について詳しくは、この節を参照してください。
Adobe Campaign エクスプローラーで、リソース/テンプレート/配信テンプレートノードに移動し、標準の「E メール配信」テンプレートを複製します。
配信テンプレートの作成について詳しくは、この節を参照してください。
ラベル、ターゲット(前に作成した受信者のリスト)など、各種テンプレートパラメーターのほか、件名、コンテンツを入力します。
ワークフローが実行されるたびに、「トラッキング指標」レポートが更新されます(手順 3:ワークフローの作成を参照)。配信に最新のレポートを含めるには、以下の手順で、計算による添付ファイルを追加する必要があります。
計算による添付ファイルの作成について詳しくは、この節を参照してください。
「添付ファイル」リンク、「追加」の順にクリックし、「計算による添付ファイル」を選択します。
「タイプ」フィールドに移動して、4 つ目のオプション、「各メッセージの配信中にファイル名を計算する(受信者のプロファイルの利用可)」を選択します。
「ラベル」フィールドに入力された値は、最終の配信では表示されません。
編集ゾーンに移動し、アクセスパスとファイルの名前を入力します。
ファイルはサーバー上に置かれている必要があります。ファイルのパスと名前は、ワークフローの JavaScript コードタイプアクティビティに入力したものと同一でなければなりません(手順 3:ワークフローの作成を参照)。
「詳細設定」タブを選択し、「送信するメールで表示されるファイル名を記述」チェックボックスをオンにします。編集ゾーンに移動し、最終の配信で使用する添付ファイルの名前を入力します。
この使用例では、次のようなワークフローを作成しています。アクティビティは 3 つあります。
管理/プロダクション/テクニカルワークフローの順にノードを移動し、新規のワークフローを作成します。
まず、「スケジューラー」タイプアクティビティを追加し、月の最初の月曜日にワークフローが実行されるようアクティビティを設定します。
スケジューラーの設定について詳しくは、スケジューラーを参照してください。
次に、「JavaScript コード」タイプアクティビティを追加します。
編集ゾーンで次のコードを入力します。
var reportName = "deliveryFeedback";
var path = "/tmp/deliveryFeedback.pdf";
var exportFormat = "PDF";
var reportURL = "<PUT THE URL OF THE REPORT HERE>";
var _ctx = <ctx _context="global" _reportContext="deliveryFeedback" />
var isAdhoc = 0;
xtk.report.export(reportName, _ctx, exportFormat, path, isAdhoc);
次の変数が使用されます。
var reportName:ダブルコーテーションで囲い、レポートの内部名を入力します。このケースでは、「トラッキング指標」レポートの内部名は「deliveryFeedback」になります。
var path:ファイルの保存先のパス(「tmp/files/」)、ファイルに付与する名前(「deliveryFeedback」)、およびファイルの拡張子(「.pdf」)を入力します。このケースでは、ファイル名に内部名を使用します。それぞれの値は、ダブルコーテーションで囲い、「+」の文字で区切る必要があります。
ファイルはサーバー上に保存されている必要があります。計算済み添付ファイルの編集ウィンドウの「一般」タブで使用するのと同じパスと名前を入力する必要があります(手順 2:配信テンプレートの作成を参照)。
var exportFormat:ファイルのエクスポートフォーマット(「PDF」)を入力します。
var _ctx(コンテキスト):このケースでは、グローバルコンテキストに「トラッキング指標」レポートを使用します。
「配信」タイプアクティビティに以下のオプションを追加して作業を完了します。