Audience Manager がセグメント情報をデータパートナーに送信すると、これらのオブジェクトが数値 ID で識別されます。この情報をデータパートナーが顧客と共有する(または自分で操作する)場合、実際の名前や説明を使用すると、レポートやダッシュボードなどのユーザーインターフェイス(UI)での顧客のエクスペリエンスが向上します。データパートナーは、これらのわかりやすい名前を、手動または自動化された方法(この節で説明)のどちらかで顧客に提供できます。
データパートナーは通常、オーディエンスのメタデータを手動プロセスにより顧客から取得しています。これには、電子メールにファイルを添付したり、専用に作成および維持されている UI からユーザーがデータを追加する作業が含まれます。これらのプロセスも使用できますが、複雑で時間がかかることが多く、手動でのデータ入力が必要となる場合もあります。通常、この方法は迅速な統合のために使用されますが、長期的に最善のユーザーエクスペリエンスをもたらすものではありません。その代わりに、Audience ManagerAPI を使用して、セグメントメタデータを自動的に取得することができます。
Audience Manager には、セグメントメタデータを自動的に取得できる REST API が用意されています。API を使用すると、スケジュール設定された間隔ごと、または Audience Manager のデータを処理して新しいセグメント ID が見つかった時点で自動的にセグメントメタデータを取得するジョブを作成することができます。詳しくは後述の手順を参照してください。
REST API の概要の節では、一般的な要件、認証、使用可能な方式などについて説明しています。まだ Audience ManagerAPI を使用したことがない場合は、ここから始めます。
API 呼び出しをおこなうには、クライアント ID と暗号鍵が必要です。クライアント ID と暗号鍵は、統合設定処理時に統合のスペシャリストから入手できます。また、電子メールリクエストを Audience Manager Customer Care(amsupport@adobe.com)に送信することもできます。
統合された各顧客に、次の情報を求めます。
上述の手順を完了した後、GET
メソッドを使用してセグメントメタデータを取得できます。リクエストと応答のサンプルについては、宛先マッピングを返すを参照してください。この呼び出しにより、JSON オブジェクトのキーと値のペアとして書式設定されたセグメントデータが返されます。レスポンスで返される重要なセグメント属性の一部を次の表で紹介しています。
パラメーター | 説明 |
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Audience Manager セグメント ID。 |
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セグメント名。 |
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セグメントの内容を示す短いテキスト。 |
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セグメントマッピングの現在のステータス。返されるステータスオプションは次のとおりです。
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