この記事には、この機能の設定と使用方法を説明する製品ドキュメントが含まれています。法的なアドバイスは何も含まれません。法律に関するガイダンスについては、御社の顧問弁護士にアドバイスを求めてください。
このページには、オフラインの CRM データと Audience Manager に既に存在する行動データを組み合わせて新しいオーディエンスセグメントを作成し、そのオーディエンスセグメントをPeople-Based Destinationsに送信する方法に関する詳しい手順が含まれています。
DPUUID が小文字かどうか、ハッシュ化された電子メールアドレスであるかどうかに応じて、ハッシュされた電子メールアドレスを保存するデータソースを設定する必要があります。
シナリオ 1:DPUUID が、既に小文字のハッシュ化された電子メールアドレスになっている。
この場合、以下のように、対応するデータソースにラベルを付ける必要があります。
Audience Data/Data Sources に移動します。
DPUUID を含むデータソースを見つけてクリックします。
ID Type ドロップダウンメニューで、「Cross Device」を選択します。
オプション Cannot be tied to personally identifiable information が選択解除されていることを確認します。
Data Source Settings セクションで、Inbound と Outbound のオプションを両方選択し、Share associated cross-device IDs in people-based destinations オプションを有効にします。
ドロップダウンメニューを使用して、このデータソースの Emails(SHA256, lowercased) ラベルを選択します。
このオプションは、データソースに、特定のアルゴリズムでハッシュ化されたデータを含んでいるというラベルのみを付けます。Audience Manager は、この手順ではデータをハッシュ化しません。このデータソースに保存する予定の電子メールアドレスが、SHA256 アルゴリズムで既にハッシュ化されていることを確認してください。それ以外の場合は、People-Based Destinations では使用できません。
データソースの設定を保存します。
シナリオ 2:DPUUID が、小文字のハッシュ化された電子メールアドレスになっていない。
この場合、ハッシュ化された電子メールアドレスを保存する新しいクロスデバイスデータソースを作成する必要があります。手順は次のとおりです。
Audience Managerアカウントにログインし、Audience Data/Data Sources に移動して、Add Newをクリックします。
新しいデータソースに、Name と Description を入力します。
ID Type ドロップダウンメニューで、「Cross Device」を選択します。
Data Source Settings セクションで、Inbound と Outbound のオプションを両方選択し、Share associated cross-device IDs in people-based destinations オプションを有効にします。
ドロップダウンメニューを使用して、このデータソースの Emails(SHA256, lowercased) ラベルを選択します。
このオプションは、データソースに、特定のアルゴリズムでハッシュ化されたデータを含んでいるというラベルのみを付けます。Audience Manager は、この手順ではデータをハッシュ化しません。このデータソースに保存する予定の電子メールアドレスが、SHA256 アルゴリズムで既にハッシュ化されていることを確認してください。それ以外の場合は、People-Based Destinations では使用できません。
データソースの設定を保存します。
People-Based Destinations のデータソースの作成方法に関するビデオチュートリアルについては、以下のビデオをご覧ください。
People-Based Destinations 用にオフラインデータを Audience Manager に取り込む方法については、「データのオンボーディング」を参照してください。
この手順は前述のシナリオ 2 にのみ適用されます。既存の DPUUID がハッシュ化された電子メールアドレスの場合は、手順 3 - セグメントの結合ルールの作成をスキップしてください。
既存の DPUUID を下の表のハッシュ化された電子メールアドレスと照合し、ハッシュ化された電子メールアドレスを「手順 1 - データソースの設定」で作成した新しいデータソースに保存するとします。
DPUUID(CRM ID) | 電子メールアドレス | ハッシュ化された電子メールアドレス |
---|---|---|
68079982765673198504052656074456196039 | johndoe@example.com |
55e79200c1635b37ad31a378c39feb12f120f116625093a19bc32fff15041149 |
67412682083411995725538770443620307584 | janedoe@email.com |
16d72e3edbeb089b299e0d12fc09522fdc5ece2d11dcb1304ecdd6fab4f7193a |
89159024796760343733111707646026765593 | name@mydomain.com |
feec5debcea411f54462a345a0d90c9975415d2d4862745ff8af00c49b6b4ae6 |
最大 10 個のハッシュ化された電子メールアドレスを 1 つの DPUUID にリンクさせることができます。これをおこなうには、同期ファイル内で、ハッシュ化された電子メールアドレスを <TAB>
で区切ります。
この例では、データソースが 2 つあります。
データソース ID | データソースの内容 |
---|---|
999999 | 既存の DPUUID(CRM ID) |
987654 | ハッシュ化された電子メールアドレス |
ID 同期ファイル には次の内容が含まれています。
68079982765673198504052656074456196039<TAB>55e79200c1635b37ad31a378c39feb12f120f116625093a19bc32fff15041149
67412682083411995725538770443620307584<TAB>16d72e3edbeb089b299e0d12fc09522fdc5ece2d11dcb1304ecdd6fab4f7193a
89159024796760343733111707646026765593<TAB>feec5debcea411f54462a345a0d90c9975415d2d4862745ff8af00c49b6b4ae6
ID 同期ファイル は、次の命名構造に従う必要があります。
c2c_id_<DPUUID_DATA_SOURCE_ID>_<HASHED_EMAIL_DATA_SOURCE_ID>_TIMESTAMP.sync
上記の例では、ファイル名は c2c_id_999999_987654_1560431657.sync
となります。
ID 同期ファイルを作成したら、Amazon S3 バケットにアップロードする必要があります。ID 同期ファイルのアップロード方法について詳しくは、Audience Manager へのバッチデータの送信を参照してください。
次の手順では、オーディエンスセグメントを作成してユーザーベースの宛先に送信するのに役立つ、新しい結合ルールを作成します。
Current Authenticated Profiles または Last Authenticated Profiles オプションを使用して既にルールを定義している場合は、スキップして「手順 4 - オーディエンスセグメントの作成」に進むことができます。
新しいオーディエンスセグメントを作成するには、セグメントビルダーを使用します。People-Based Destinations に送信する既存のオーディエンスセグメントがある場合は、スキップして「手順 5 - ユーザーベースのプラットフォーム認証を設定する」に進みます。
Audience Manager は、一定期間後に期限切れになる認証トークンを介して、ソーシャルプラットフォームとの統合を処理します。期限切れトークンの更新方法について詳しくは、「認証トークンの更新」を参照してください。