宛先へのデータ送信がデータプライバシーやデータ使用契約に違反する場合、Data Export Controlsはデータ送信を防止します。
Data Export Controlsを使用すれば、データソースと宛先を分類することができます。適用する分類によって、データを宛先に書き出せる場合または書き出せない場合が決まります。この機能は、以下で構成されます。
データソースおよび宛先に適用した分類に基づいて、書き出しコントロールは以下の操作を防止します。
Data Export Controls は、すべての Audience Manager ユーザーに対して自動的に使用できます。ただし、書き出しコントロールをデータソースに追加するには、管理者権限が必要です。書き出しラベルを宛先に追加するには、管理者権限または宛先を作成または編集するための十分な権限が必要です。**
Data Export Controlsは、データソースおよび宛先を分類するのに役立つ、以下のコントロールを提供します。
データ配信をブロックするには、書き出しコントロールを使用してデータソースを分類し、書き出しラベルを宛先に追加する必要があります。書き出しコントロールをデータソースまたは宛先のみに適用する場合、この機能は、データ配信を制限しません。データソースと宛先の両方に設定すると、書き出しコントロールは、セグメントに追加できる特性を制限し、セグメントのメンバーが宛先に送信されないようにします。
また、データ配信制限を有効にする前に、少なくとも 1 つの書き出しラベルが書き出しコントロールに一致する必要があります。例えば、PII 書き出しコントロールをデータソースに追加するとします。次に、オンサイトでのターゲティングラベルを宛先に追加します。この場合、書き出しコントロールは、設定が一致しないので、データ配信を制限しません。ただし、PII 書き出しラベルを宛先に追加した場合は、書き出しコントロールが機能します。
セグメントのデータソースに対してデータ書き出しコントロールを設定し、セグメントのエクスポートをブロックすることはできません。次のいずれかのコントロールを設定する必要があります。
データソースのデータ書き出しコントロール | 宛先のデータ書き出しラベル | 説明 |
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制限なし | なし | デフォルトでは、新しいデータソースおよび宛先に書き出し制限が設定されていません。 |
Cannot be tied to personally identifiable information (PII) | この宛先は個人情報(PII)との組み合わせを有効にすることができます | 選択すると、以下のことができなくなります。
これは、多くの場合、サードパーティデータプロバイダーで必要になり、広告/メディア追跡情報を含むデータソースを使用する場合にも必要です。 |
オンサイト広告ターゲティングに使用することはできません | この宛先はオンサイト広告ターゲティングに使用できます | 選択すると、以下のことができなくなります。
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オフサイト広告ターゲティングに使用することはできません | この宛先はオフサイト広告ターゲティングに使用できます | これらの制限が一般的に使用され、選択すると、以下のことができなくなります。
多くの場合、ソーシャルメディアプラットフォームからのデータを扱う際に必要です。 |
オンサイトのパーソナライズ機能に使用することはできません | この宛先は、オンサイト広告パーソナライズ機能に使用できます | 選択すると、以下のことができなくなります。
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開始するには、データソースおよび宛先のドキュメントを確認します。これらの記事では、書き出しコントロールおよびラベルのデータソースおよび宛先への追加方法を説明しています。