このドキュメントでは、Mobile Services UI で作成した追加の処理ルール(ライフサイクル指標を除く)を Adobe Analytics に移行する方法について説明します。
処理ルールは、コンテキストデータ変数の値を prop および eVar に移動するために使用されます。例えば、「検索語」コンテキストデータ変数の値をコマース変数 eVar の値に配置し、ヒットするたびにその値を上書きすることができます。 処理ルールがないと、Analytics にレポートが出力されないため、コンテキストデータ変数は無意味となります。
このドキュメントでは、Analysis Workspace でのモバイル使用レポートの実行方法についても説明します。
処理ルールや使用レポート機能などの補完的な機能に Mobile Services を利用している場合は、Analytics UI(処理ルール UI または Analysis Workspace)にシームレスに移動して、これらの機能を実行できます。 ライフサイクル指標、または AA 処理ルール UI で設定されたルールの場合、移行をおこなう必要はありません。 ライフサイクル指標は、モバイル SDK が最初にアプリに実装されたときに自動的に収集される、「あらかじめ用意された」指標です。
ただし、Mobile Services UI(ライフサイクル指標を除く)で追加の処理ルールを設定した場合は、Mobile Services へのアクセス権を失った後に Analytics でその処理ルールを編集または削除できるように、それらの処理ルールを移行する必要があります。
experience.adobe.com
にログインし、Mobile Services に移動します。
コンテキスト変数のマッピングを Adobe Analytics に移行するモバイルアプリの歯車アイコンをクリックします。
「変数と指標を管理」メニュー項目をクリックし、「カスタム変数」タブをクリックします。 ここでは、設定に追加されたコンテキスト変数マッピング(コンテキストデータ)を確認できます。 これらの設定をメモします(またはスクリーンショットを撮ります)。 例:
Experience Cloudで、Adobe Analyticsに切り替えて、Mobile Services で閲覧していたのと同じモバイルレポートスイートに属していることを確認します。
管理者/レポートスイート/設定を編集/一般/処理ルールに移動します。
「Add Rule」をクリックします。
条件を無視して、Mobile Services に存在するのと同じコンテキスト変数の追加に進みます。
「保存」をクリックします。
Analysis Workspace には、モバイル指標とディメンション(レポートスイートが Mobile Services に対して有効になっている場合)に加えて、分析を促進するモバイルプロジェクトテンプレートがいくつか用意されています。
以下に、モバイルアプリの使用テンプレートの抜粋を示します。
テンプレートにアクセスするには:
experience.adobe.com
にログインし、「Analytics」を選択します。以下の Mobile Services 機能も Adobe Analytics と結び付けられていますが、購入済みのAdobe Analytics SKU が必要です。
有料機能として Mobile Services を利用している場合、他の内部ツールおよび外部ツールへの実行可能な移行パスはありません。