このヘルプページでは、eVar の実装方法について説明します。eVar がディメンションとして機能する方法について詳しくは、コンポーネントユーザーガイドの eVar を参照してください。
eVar は、好きなだけ使用できるカスタム変数です。ソリューションデザインのドキュメントがある場合、組織固有のほとんどのディメンションは eVar になります。デフォルトでは、eVar は設定されたヒットを超えても保持されます。レポートスイート設定の「コンバージョン変数」で、その有効期限と配分をカスタマイズできます。
使用可能な eVar の数は、アドビとの契約によって異なります。アドビとの契約でサポートされている場合は、最大 250 個の eVar を利用できます。
実装で eVar を使用する前に、各 eVar をレポートスイートの設定で設定してください。詳しくは、管理者ガイドのコンバージョン変数を参照してください。
eVar は、XDM フィールドの _experience.analytics.customDimensions.eVars.eVar1
から _experience.analytics.customDimensions.eVars.eVar250
で Adobe Analytics 向けにマッピングされます。
eVar は、Analytics 拡張機能の設定時(グローバル変数)またはルールで設定できます。
eVar を値またはデータ要素に設定できます。別の Analytics 変数から値をコピーすることもできます。
各 eVar は、組織に固有のカスタム値を含む文字列です。最大長は 255 バイトです。255 バイトを超える値は、アドビに送信する際に自動的に切り捨てられます。
s.eVar1 = "Example custom value";
eVar 値には通常、文字列値が含まれます。ただし、eVar にカウンターを代わりに含めるように設定できます。例えば、購入前におこなわれた内部検索の数をカウントするとします。テキスト値を設定する代わりに、次の構文を使用します。
// Increment a counter eVar by 1
s.eVar1 = "+1";
// Increment a counter eVar by 12.49
s.eVar1 = "+12.49";
eVar カウンターで小数点以下が 3 桁以上ある場合は、2 桁に四捨五入されます。eVar カウンターには負の値は設定できません。
カウンター eVar を使用する前に、Admin Console で eVar を「カウンター」に設定する必要があります。詳しくは、『管理者ガイド』のコンバージョン変数を参照してください。