パケットアナライザーを使用すると、実装によってアドビのデータ収集サーバーに送信されたデータを表示できます。
Adobe Experience Cloud デバッガーと同様、パケット監視ではどのデータパラメーターがイメージリクエストに渡されているかが示されますが、パケット監視は次に示す追加機能も提供します。
Analytics の要求を表示するには、「b/ss」を使用して送信要求をフィルターします。
極めてまれなケースですが、デバッガーは、アドビの Analytics 処理サーバーに対して実際には要求がおこなわれないにもかかわらずイメージリクエストをレポートすることがあります。パケット監視の使用は、特定のイメージリクエストが正常に実行されていることを確認する上でとても高い効果があります。
アドビでは公式のパケット監視を提供していませんが、インターネットには様々なパケット監視があります。便利と評価されているパケット監視のいくつかを以下に示します。
以下の表は、詳細な情報を示したものではありませんが、頻繁に使用される監視の概要を示しています。
Firefox | Internet Explorer | Chrome | スタンドアロンプログラム |
---|---|---|---|
Observe Point(タグビューア) | HttpWatch | Observe Point(タグビューア) | Charles |
HttpFox | Chrome Developer Tools | Fiddler | |
Tamper Data | Firebug Lite | Wireshark | |
HttpWatch | |||
Firebug |
アドビでは、これらのパケット監視プログラムで発生した問題について、サポートやトラブルシューティングをおこなっておりません。サポートが必要な場合は、パケット監視の作成元のサイトを参照してください。
AppMeasurement がアドビのデータ収集サーバーにデータを送信すると、サーバーは応答ステータスコードで応答します。
このメッセージが発生する理由は、リンクトラッキングイメージリクエストが、アドビのデータ収集サーバーからの応答を待機する前にブラウザーに次のページへの移動を許可するように設計されていることです。
イメージリクエストに対するアドビの応答は、ブランクの 1 x 1 透過イメージのみであり、ページの内容とは関係ありません。アドビのパケット監視に、「200 OK」の応答または「NS_BINDING_ABORTED」の応答を含む行項目がある場合、データはアドビのサーバーに到達しています。ページがそれ以上待機する必要はありません。
プラグインとして統合されたパケットモニターでは、完全応答が表示されることがほとんどありません。完全応答が受信されなかったことが原因で中止されたものとして、リクエストが表示される傾向があります。これらのモニターでは、中止されたのがリクエストと応答のどちらだったかが区別されることはほとんどありません。通常、スタンドアロンのパケットモニターはより詳細なメッセージを保持しており、ステータスがより正確にレポートされます。例えば、ユーザーが Charles 内で「Client closed connection before receiving entire response(クライアントは応答全体を受信する前に接続を閉じました)」というメッセージを取得したとします。これは、データが Adobe サーバーに到達したが、1 x 1 ピクセルを受信する前にブラウザーが次のページに移動したことを意味します。
外部パケットモニターが応答でなくデータ収集リクエストの中止をレポートしている場合、問題の可能性があります。Adobe Customer Care からトラブルシューティングのサポートを受けることができます。