Analytics を使用して電子メールキャンペーンの成功を判定します。
Analytics は以下のようないくつかの主要指標を使用して電子メールキャンペーン分析データをレポートします。
指標 | 説明 |
---|---|
クリックスルー | 電子メールからランディングページへクリックスルーした回数を追跡して表示します。 |
購入、成功 | 電子メールから購入に至った回数を表示します。 |
注文件数 | 電子メールから発生した注文の件数を表示します。 |
利益 | 電子メールから発生した訪問あたりのドル金額を表示します。 |
コンバージョン | 電子メールから発生したリード、登録またはその他の成功イベントの件数を表示します。 |
これらのような主要指標を取り込むには、HTML 電子メールの本文と JavaScript ライブラリに対する変更が必要です。
電子メールキャンペーン分析データを正しく表示するには、いくつかの手順を実行する必要があります。この手順は以下のとおりです。
一意のトラッキングコードを作成します。
よく、ユーザーから個別のキャンペーンでのトラッキングの推奨事項が求められることがありますが、これは何が最適な動作であるかによって決まります。ユーザーによって何が最適であるかは異なります。以下の例のように、各ユーザーが読みやすいトラッキングコードを生成することをお勧めします。
トラッキングコードの設定と使用について詳しくは、Adobe Customer Care にお問い合わせください。
HTML 電子メールリンクにクエリー文字列パラメーターを追加します。
ユーザーのクリックスルーとその後の成功イベントを追跡するには、HTML 電子メール内の各リンクにクエリー文字列パラメーターを追加する必要があります。各リンクを個別に追跡するか、すべてのリンクをまとめて追跡するかを選択できます。各リンクに一意のトラッキングコードを設定することも、すべてのリンクに同じトラッキングコードを設定することもできます。電子メール内に、以下のような Web サイトへの仮のリンクがあるとします。
<a href="https://www.example.com/index.asp">Visit our home page</a>
このリンクに、?sc_cid=112233B というクエリー文字列パラメーターを追加する必要があります。
<a href= "https://www.example.com/index.asp?sc_cid=112233B">Visit our home page</a>
JavaScript ライブラリを更新します。
JavaScript ファイル(s_code.js)内のコードを変更すると、電子メールからクリックスルーし、以降の成功イベントに関係したユーザー数(およびユーザー情報)を取り込むことができます。JavaScript ライブラリの更新方法は以下の 2 つです。
s_code.jsgetQueryParam を呼び出して、 をカスタマイズします。
s_code.js ファイルは、Web サーバー上の、各 Web ページからアクセス可能な場所に配置する必要があります。doPlugins
関数を変更し、電子メールリンク上のクエリー文字列パラメーターを取り込めるようにする必要があります。次に例を示します。
/* Plugin Config */
s.usePlugins=true
function s_doPlugins(s) {
/* Add calls to plugins here */
// External Campaigns
s.campaign=s.getQueryParam('source')
}
s.doPlugins=s_doPlugins
変数内にコピーする必要のあるクエリー文字列パラメーターのそれぞれで、getQueryParam を 1 回呼び出す必要があります。この例では、クエリー文字列パラメーター sc_cid がcampaign
にコピーされます。
クリックスルーを取り込むには、getQueryParam の最初の呼び出しのみが必要です。Adobe Customer Care にこの関数を導入するように依頼し、お使いのバージョンの JavaScript ファイルに getQueryParam プラグインが含まれていることを確認してください。
貼り付けるコードの JavaScript タグがすべてのランディングページ上にあることを確認します。この貼り付けるコードは、手順 A で変更された s_code.js のバージョンを参照する必要があります。
この JavaScript ライブラリを更新するときには、以下のポイントを意識することが重要です。以下にそのポイントを示します。
campaign
にコピーされます。SAINT を使用して、キャンペーントラッキングコードを分類します。
SAINT キャンペーン管理ツールは、トラッキングコードをユーザーにわかりやすい名前に変換するために使用できます。また、各電子メールキャンペーンの成功を集計するためにも使用できます。以下の手順 5 で、電子メールキャンペーンの設定に必要となるプロセスについて説明します。
電子メールキャンペーンごとのパスを確認します(オプション)。
電子メールキャンペーンごとのパス分析は、他のキャンペーンごとのパスと同様の方法で実行できます。以下の手順に示すように、変数を使用してキャンペーンごとのパスを表示できます。
Adobe Customer Care に、カスタムインサイト変数(prop)のパスを有効にするよう依頼します。
すべてのページで、指定された s.prop にページ名をコピーします。
電子メールランディングページで、prop に電子メールキャンペーン名を追加します。この結果は以下のようになります。
s.prop1="Home Page : 123456"
カスタムインサイト変数に対してパスを有効にした場合、パスレポート(次ページのフロー、フォールアウトなど)を使用して、ランディングページからの訪問者のナビゲーションを確認できます。