Analytics を使用して、FTP ベースのデータソースを作成および管理できます。このデータソースは、FTP ファイル転送を利用して、オフラインデータまたは履歴データを Experience Cloud に読み込みます。
データソースインスタンス作成後、データソースファイルのアップロードに使用できる FTP ロケーションが提供されます。アップロードされたデータはデータソースで自動的に検出され、処理されます。ファイルの処理後、データを Analytics レポートに使用できるようになります。
データソースマネージャーの「作成」タブでは、選択したレポートスイートに対して新しいデータソースインスタンスを設定できます。データソースウィザードによってデータソーステンプレートを作成する処理が進められ、データをアップロードするための FTP の場所が作成されます。
データソースの管理ウィンドウでは、データソースを検索し、FTP 情報のリンクを選択できます。データソースをアクティブにするウィンドウの「アップロード/FTP 情報」セクションに、FTP ログイン情報が表示されます。
FTP の制限およびデータ保持期間については、FTP の制限とデータ保持期間を参照してください。
分類またはデータソースファイル(.tab または .txt)をアップロードする際には、読み込むデータファイルと全く同じ名称で拡張子が .fin の空のファイルもアップロードする必要があります。この .fin ファイルは、完了通知ファイルです。このファイルは、データファイルが FTP アカウントに完全にアップロードされたことをシステムに通知します。.fin ファイルがアップロードされることで、お客様が読み込みデータのアップロードを完了したことをアドビで認識できます。このファイルが送信された後、アドビでは両方のファイルを FTP から削除し、読み込みの処理を開始します。ファイルの読み込み:Classifications.tab
ファイルの終了:Classifications.fin
データソースまたは SAINT ファイルをアップロードしても、.fin ファイルをアップロードしないと、処理のためのキューに追加されません。ファイルは FTP に残ったままになり、Experience Cloud のデータに適用されません。レポートの FTP アカウントを作成ウィンドウで、「通知受信者」として電子メールアドレスを入力している場合にのみ、これについての通知が送信されます。このフィールドに電子メールアドレスを入力していない場合、通知は送信されません。
ファイルをアップロードし、.fin ファイルをアップロードしたが、ファイルにエラーがある場合、ファイルは処理のために送信されますが、エラーによって処理が中止され、ファイルはエラーフォルダーに送信されます。この場合、FTP アカウントを作成ウィンドウで「通知受信者」フィールドに指定された電子メールアドレスに通知が送信されます。電子メールアドレスを入力していない場合、通知は送信されません。