この記事で説明している機能は、リリースの限定的テスト段階にあり、お使いの環境ではまだ使用できない可能性があります。機能が一般に利用できるようになったら、このメモは削除されます。Analytics リリースプロセスについて詳しくは、Adobe Analytics 機能リリースを参照してください。
レポートアクティビティマネージャーでは、組織内の各レポートスイートのレポート処理能力を確認できます。これにより、管理者はレポートの使用状況を詳細に把握し、ピーク時のレポート作成時の処理能力に関する問題を簡単に診断および修正できます。
組織がレポートリクエストの処理能力に達し、レポートのパフォーマンスが低下した場合、アドビカスタマーケアやエンジニアリングの対応なしで、レポートの問題を自己診断できるようになりました。単一のインターフェイス内でレポートキューを簡単に管理でき、即座に処理してユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。このツールは次のことを行います。
管理者は、Adobe Analytics で、管理者/レポートアクティビティマネージャーに移動します。
レポートアクティビティを管理するには、(Adobe Admin Console の)Analytics 製品管理者権限が必要です。
レポートアクティビティマネージャーの概要ページを開くと、有効なベースレポートスイートのリストが表示されます。
UI 要素 | 説明 |
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レポートスイート | 監視するレポートアクティビティのベースレポートスイート。 |
仮想レポートスイート | このベースレポートスイートにフィードするすべての仮想レポートスイートを表示します。仮想レポートスイートでは、適用されるフィルタリングとセグメント化のレベルが追加されるため、レポートリクエストが複雑になります。仮想レポートスイートからのすべてのリクエストが組み合わされて、ベースレポートスイートに送られます。 例えば、5 つの VRS から 10 件のリクエストがある場合、ベースレベルのレポートスイートでは 50 件のリクエストになります。このようにして、たちまち処理能力に達してしまいます。 |
使用能力 | レポートスイートのレポート処理能力の使用率を、%単位でリアルタイムに表示します。 |
ステータス | 表示される可能性のあるステータスインジケーターは次の 4 つです。
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詳細を表示するレポートスイートのタイトルリンクをクリックします。
折れ線グラフには、選択したレポートスイートの過去 2 時間のレポートアクティビティが表示されます。
x 軸は、過去 2 時間のレポート処理能力データを示します。
Y 軸には、選択したレポートスイートの使用率のレポートが分単位で表示されます。
折れ線グラフの上にマウスポインターを置くと、その分の使用率 (%) が最も高い割合 (%) となる時点のポイントを表示できます。
アプリケーション(以下のテーブルのリストを参照)、ユーザーおよびプロジェクトでテーブルをフィルタリングできます。
概要数値には、次の情報が表示されます。
概要数値 | 説明 |
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ユーザー | 現在、このレポートスイートにレポートリクエストを送信しているユーザーの数。 |
プロジェクト | Workspace プロジェクト、Report Builder ワークブックなど。 |
クエリ | 現在実行中のクエリの数。 |
平均待ち時間 | 実行中のすべてのクエリの平均待ち時間。 |
使用能力 | このレポートスイートの現在の使用能力。 |
以下の詳細テーブルはレポートスイートの詳細を示しています。
列 | 説明 |
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クエリ ID | トラブルシューティングに使用できます。 |
実行時間 | クエリが実行されている時間。 |
待ち時間 | クエリが処理されるまでの待ち時間。通常、十分な処理能力がある場合は「0」です。 |
開始時刻 | クエリの処理が開始された時刻(管理者の現地時間)。 |
アプリケーション | レポートアクティビティマネージャーでサポートされているアプリケーションは次のとおりです。
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ユーザー | クエリを開始したユーザー。 |
プロジェクト | 保存済みの Workspace プロジェクト名、API レポート ID など(メタデータはアプリケーションによって異なる場合があります)。 |
月の境界 | リクエストがまたぐ月の境界の数。これにより、リクエストがより複雑になります。 |
列 | リクエストの複雑さを評価するための、Workspace の指標と分類の数。 |
セグメント | このリクエストに適用されるセグメントの数。これにより、リクエストがより複雑になります。 |
ステータス | 次のステータスインジケーターがあります。
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リクエストをキャンセルするには:
テーブル内の 1 つ以上のクエリ ID の左側にあるボックスをオンにして、下部にある「リクエストをキャンセル」をクリックします。
ユーザー別、プロジェクト別またはアプリケーション別に詳細を表示して、リクエストを一括でキャンセルすることもできます。キューになかったかキャンセル時に実行中だったプロジェクト、ユーザーまたはアプリケーションに対する後続のリクエストは、アクティビティが更新されると表示されることがあります。
表示される x 個のクエリをキャンセルウィンドウで、必要に応じてキャンセルメッセージを変更できます。
「続行」をクリックします。
例えば、Workspace のアプリケーションユーザーの場合は、プロジェクトに次の通知が表示されます。
質問 | 回答 |
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追加のレポート処理能力を購入することはできますか? | この機能は今後利用可能になる予定です。 |